治療報告【叢生(八重歯)に対しての早期治療】
症例報告第7回目は第4回目に引き続き、叢生(八重歯)の症例に対して早期治療を行って非抜歯にて歯列の整直を行う方法についてレポートいたします。
混合歯列(永久歯が萌えそろう前、7〜8才前後頃)から矯正治療を開始できる場合、下記の様なスペースを増大させる治療方法を行い、結果十分な効果が出た場合に永久歯を抜かないで矯正治療が達成できる場合が多々あります。
Expansion plateによる上顎歯列の側方拡大:患者さん自身で取り外しのできる装置により上顎側方歯の側方移動を行い、歯列の幅径を増加させる。→永久歯の整直を行う→前歯の前方移動or奥歯(大臼歯)の後方移動を行い歯列の前後径を増加させる。→永久側方歯の整直を行う。→歯を抜かないで全ての歯並びが整直できる。〜というものです。
では実際の治療例をご覧ください。
治療報告 叢生
初診時 8歳3ヵ月 男性