治療報告【反対咬合(受け口)】
治療報告第3回目です。
初診時 11歳3ヵ月(小学5年生) 女性
主訴 受け口(反対咬合)
上顎歯列に叢生をともなう骨格性反対咬合症例で、非常に難易度の高いケースでしたが、患者さんの協力も良く、非抜歯にて良好な治療結果が得られました。
治療方針として、第1ステップ:Active Plateを用いた上顎前歯の前方移動。第2ステップ:マルチブラケット装置による叢生(乱くい歯)の改善。第3ステップ:Ⅲ級メカニクスによる咬合平面の変化を利用した咬合の確立、を計画しました。第3ステップの顎間エラスティックスを使用したⅢ級メカニクスによる咬合平面の変化による治療方法は、USC(University of Southern California )矯正学講座特有の治療法で、患者さんのゴム装着(着脱式)が必須です。今回は患者さんの積極的な協力が良好な治療結果につながったと考えています。
治療期間は3年2ヶ月、現在保定中です。